Netflixで世界的に話題となっている「イカゲーム2」には、元アイドルグループ出身のキャストが多数出演し、その演技力で視聴者を魅了しています。
特にチョ・ユリやT.O.P（チェ・スンヒョン）、イム・シワンといった元アイドルたちは、それぞれが個性的な役柄を通して、アイドル時代のイメージを覆す新たな一面を見せています。
美人で可愛い女性キャストのチョ・ユリは臨月の妊婦役として、またイケメン的魅力を放つウォン・ジアンは「セミ姉」として多くのファンを獲得。
彼らの人気は配信開始後に爆発的に上昇し、SNSでのフォロワー数も急増しています。
この記事では、イカゲーム2キャストのアイドル出身者たちの魅力と演技力、そして今後の活動予定について詳しく解説していきます。
イカゲーム2のキャスト：元アイドル出身者の活躍
「イカゲーム」の衝撃的な世界観に新たな風を吹き込んだのが、元アイドルたちの存在です。
彼らはただのアイドル上がりの俳優ではなく、命がけのデスゲームという極限状態で複雑な感情を表現できる実力者たち。
ボクが思わず唸ってしまったのは、彼らがこれまでの可愛らしいイメージを完全に脱ぎ捨て、時に狂気的で、時に脆く、そして時に強靭な精神力を持つキャラクターへと変貌していく様子でした。
アイドル時代に培った表現力が、こんな形で花開くとは！
それでは、どのような元アイドルたちがキャストとして参加し、どんな役柄を演じているのか、詳しく見ていきましょう。
イカゲーム2に出演する元アイドルグループメンバー
Netflix人気シリーズ「イカゲーム2」には、複数の元アイドルグループメンバーが出演しています。特に注目すべきは元IZ*ONEのチョ・ユリ、元BIGBANGのT.O.P(チェ・スンヒョン)、ZE:Aのイム・シワンの3名です。彼らはアイドル時代に培った表現力と知名度を武器に、俳優としての新たなキャリアをこの作品で大きく広げています。
アイドル出身者がドラマに起用される傾向は韓国エンタメ界では珍しくありませんが、世界的ヒット作「イカゲーム」の続編で重要な役を演じることは、彼らの実力が認められた証と言えるでしょう。ファン・ドンヒョク監督は特に「役者としての潜在能力」を重視したキャスティングを行ったと語っています。
ただし、アイドル出身俳優にはデメリットもあります。既存ファンの先入観や「アイドル俳優」というレッテルから抜け出せないケースも少なくありません。しかし「イカゲーム2」の元アイドルたちは、それぞれ個性的な役柄で観客を魅了し、そうした固定観念を覆しつつあります。
ボクが全話視聴した感想としても、彼らの演技はプロフェッショナルそのもので、「元アイドル」という枠を超えた活躍を見せていると感じました。
チョ・ユリ：IZ*ONE出身の実力派女優
222番のジュニ役を演じるチョ・ユリは、日韓合同プロジェクトグループIZ*ONEの元メンバーです。2021年のグループ解散後、ソロ歌手として活動しながら女優業にも挑戦し、「イカゲーム2」で本格的に世界の注目を集めることになりました。
作中では臨月間近の妊婦という難しい役どころを演じており、投資詐欺に騙された元カレ（イム・シワン）と再会するなど、複雑な感情表現が求められるシーンでも安定した演技を見せています。配信開始から約2週間でInstagramのフォロワー数が160万人から360万人に激増したことからも、その人気の高まりがうかがえます。
俳優業はまだ3作目と経験は浅いですが、長いオーディション過程を経て勝ち取った役柄だけあり、ベテラン俳優陣に混じっても遜色ない存在感を発揮しています。ただ、アイドル時代のイメージから脱却できるかという課題はまだ残っているとも言えるでしょう。
チョ・ユリは「イカゲーム2」での演技を通じて、シーズン1でブレイクしたチョン・ホヨン（セビョク役）のような世界的な飛躍を遂げられるか、今後の活動が注目されています。
チェ・スンヒョン：元BIGBANGのT.O.Pの演技力
230番サノス役を演じるチェ・スンヒョン（T.O.P）は、世界的人気を誇ったBIGBANGの元メンバーです。2017年の薬物問題から長らく表舞台から遠ざかっていましたが、「イカゲーム2」で9年ぶりに俳優として復帰し、その演技力で多くの視聴者を驚かせています。
サノスというキャラクターは、薬物中毒の元ラッパーという設定で、紫色の髪とタトゥーが特徴的。特に「だるまさんがころんだ」のゲームシーンでは他の参加者を突き飛ばす狂気的な演技を披露し、強烈な印象を残しています。
ファン・ドンヒョク監督は「過去の問題は既に決着しており、再び仕事を始めるべき時期だと判断した」と起用の理由を説明していますが、韓国国内では一部から批判の声も上がりました。それでも配信後は「演技が素晴らしい」「俳優として再起を応援したい」という好意的な反応が多くなっています。
ボクが見る限り、T.O.Pはサノスという難役をユーモアも交えて見事に演じきっており、俳優としての才能を改めて証明したと言えます。この役を通じての本格的な復帰があるのか、今後の動向が気になるところです。
イム・シワン：ZE:A出身のベテラン俳優
333番ミョンギ役のイム・シワンは、ボーイズグループZE:Aの元メンバーでありながら、既に実力派俳優として確固たる地位を築いています。2012年の大ヒットドラマ「太陽を抱く月」で注目され、社会現象となった「ミセン～未生～」では主演を務めるなど、アイドル出身でありながら演技派として認められてきました。
「イカゲーム2」では投資情報を配信するYouTuberという役どころで、多くの人に損失を与えた罪悪感と狡猾さが入り混じる複雑なキャラクターを演じています。元恋人のジュニ（チョ・ユリ）との関係性や、自分の情報で損をした参加者たちとの緊張感ある対峙など、作品の重要な人間ドラマを担当しています。
イム・シワンの強みは、これまでの豊富な演技経験から来る安定感と表現力の幅広さです。一方で、すでに俳優として完全に認知されているため、他のアイドル出身キャストのような「新鮮な驚き」は少ないかもしれません。
しかし「イカゲーム2」でも彼の演技は光るものがあり、アイドル出身者が俳優として成功する好例として、多くの視聴者に強い印象を残しています。
「セミ姉」役ウォン・ジアンのイケメン的魅力
380番のセミ役を演じるウォン・ジアンは、厳密にはアイドル出身ではありませんが、「イカゲーム2」で多くの視聴者を魅了しているキャストの一人です。ショートヘアに鼻ピアスという中性的なビジュアルで、クールながらも弱者に優しいキャラクターを演じています。
「セミ姉」というニックネームで親しまれるようになった彼女は、125番のミンスを守る姿勢などから、視聴者から「イケメンすぎる」「このクールビューティーに惚れた」といった絶賛の声が上がるほど。豪華キャスト陣の中でも抜群の存在感を放っています。
2021年にNetflixドラマ「D.P. -脱走兵追跡官-」でデビューした比較的新人の女優ですが、韓国芸術総合学校で演技を学んだ実力派。通常はロングヘアーの清純なイメージですが、「イカゲーム2」のためにショートカットにしたことで、キャラクターの魅力をより引き立てています。
ウォン・ジアンは第2のチョン・ホヨンになるとの期待も高まっており、2025年にはカン・ドンウォン出演の「北極星」やヒョンビン出演の「メイド・イン・コリア」など、話題作への出演が控えています。シーズン1のセビョク役のように、「イカゲーム2」での演技が彼女のキャリアの転機になるかもしれません。
セミというキャラクターの背景や動機については十分な描写がなく、もっと掘り下げてほしかったというファンの声も聞かれます。ボクとしても、彼女のような魅力的なキャラクターがもっと長く作品に残ってほしかったというのが正直な感想です。
イカゲーム2キャストのアイドル出身者の評価
「演技アイドル」という言葉も今や古いかもしれません。彼らはもはや俳優として確固たる地位を築きつつあるのです。
配信開始からわずか数週間で世界中のファンを獲得し、SNSでは彼らの演技を絶賛する声であふれています。
特筆すべきは、これまでの韓国ドラマとは異なり「イカゲーム2」が世界190カ国以上で配信されていることから、彼らの演技が言語の壁を超えて評価されているという点。
さらに、シーズン1から続投しているベテラン俳優陣との演技の掛け合いも見事で、新旧キャストの絶妙な化学反応が作品の魅力をさらに高めています。
ここからは、彼らがどのような評価を受け、今後どんな活動が期待されているのかを掘り下げていきましょう。
シーズン1からの続投キャストとの相乗効果
「イカゲーム2」では新規キャストだけでなく、シーズン1からの続投キャストも多数登場します。主人公ギフン役のイ・ジョンジェ、フロントマン役のイ・ビョンホン、めんこ男役のコン・ユ、警察官ジュノ役のウィ・ハジュンなど、すでにシーズン1で強烈な印象を残した俳優陣が、アイドル出身の新キャストたちと絡むことで特別な化学反応を起こしています。
特に注目すべきは、元アイドルたちとベテラン俳優の演技の掛け合いです。チョ・ユリとイム・シワンの元恋人同士の複雑な関係性や、T.O.P(チェ・スンヒョン)とイ・ジョンジェの対決シーンなど、新旧キャストの組み合わせが作品に新たな魅力を加えています。
ボクが感じたのは、シーズン1で培われた緊張感と雰囲気に、新キャストの新鮮さが加わることで、続編でありながら別の作品として楽しめる点です。特にアイドル出身者たちは歌やダンスで鍛えた表現力を活かし、ベテラン勢の演技に負けない存在感を示しています。
ただ、一方でシーズン1のキャストが強すぎるため、新キャストの中には存在感を示すのに苦労している役者もいます。あくまでも元アイドルキャストたちは、既存の「イカゲーム」の世界観に溶け込むための挑戦者という側面も持っているのです。
世界で注目される美人で可愛い女性キャスト
「イカゲーム2」に登場する女性キャストたちは、演技力だけでなく、その美しさでも世界中の視聴者の目を引いています。特にチョ・ユリ、ウォン・ジアン、パク・ギュヨンという3人の女優は、それぞれ異なるタイプの魅力で観る人を惹きつけています。
元IZ*ONEのチョ・ユリは、アイドル時代の愛らしさを残しつつも、妊婦役という大人の女性としての深みを表現。パク・ギュヨンは脱北者で狙撃手という役柄ながら、鋭い眼差しと繊細な表情の変化で視聴者の感情を揺さぶります。一方、「セミ姉」こと380番のウォン・ジアンは、中性的な魅力で女性視聴者からも絶大な支持を集めています。
女性キャストたちの魅力は外見だけではなく、激しい状況下での強さや決断力など、内面の強さも表現されている点で特筆すべきでしょう。普段のドラマやバラエティとは異なる「極限状態」での表情や演技が、彼女たちの新たな一面を引き出しています。
映画やドラマの美しさを語る際に陥りがちなのは、外見のみに注目してしまう点です。しかし「イカゲーム2」の女性キャストたちは、過酷なゲームで生き抜くための知恵や勇気、思いやりなど、キャラクターの内面を豊かに表現することで、単なる「可愛い」や「美人」だけでは語れない魅力を持っています。
チョ・ユリの人気急上昇とフォロワー数の増加
「イカゲーム2」の配信開始以降、チョ・ユリの人気は爆発的に上昇しています。特に顕著なのはSNSでの反響で、彼女のInstagramのフォロワー数は配信前の約160万人から配信約2週間後には約360万人へと、200万人近くも増加しました。これは「イカゲーム」という作品の世界的な影響力を如実に示しています。
チョ・ユリの魅力が世界中で認められた要因として、222番ジュニ役としての説得力ある演技が挙げられます。臨月の妊婦という難しい役柄でありながら、強い生存本能と内なる恐怖や不安を繊細に表現し、多くの視聴者の心を掴みました。特に元カレのミョンギ（イム・シワン）との感情的なシーンでは、アイドル時代には見せなかった演技の深みを感じさせます。
ファンからは「世界がチョ・ユリの良さに気づいている」「イカゲームで良い役をもらっている」「オタクは嬉しい」といった声が上がっています。特に、シーズン1でチョン・ホヨンがセビョク役で世界的ブレイクを遂げたように、チョ・ユリもジュニ役で国際的な知名度を獲得する可能性が高いと言われています。
ただし、急激な人気上昇には課題も伴います。これまでとは比較にならないほどの注目を集めることで、プライバシーの問題や過度な期待によるプレッシャーも増加します。今後彼女がこの人気をどう活かし、俳優としてのキャリアを築いていくのか、ボクも注目しています。
アイドル出身者が演じる個性的な役柄
「イカゲーム2」におけるアイドル出身者たちの最大の強みは、それぞれが非常に個性的な役柄を与えられている点です。チョ・ユリは臨月の妊婦、T.O.P(チェ・スンヒョン)は薬物中毒のラッパー、イム・シワンは詐欺的なYouTuberと、いずれも彼らのアイドル時代のイメージとはかけ離れた役柄に挑戦しています。
特にT.O.Pが演じるサノス(230番)は、紫色の髪とタトゥー、常にハイテンションで周囲をかき乱す狂気的な存在として描かれています。自身の過去の薬物問題を連想させるような役柄に挑戦した彼の勇気と演技力には感服します。「だるまさんがころんだ」のゲームで他の参加者を突き飛ばすシーンは、多くの視聴者の印象に残る名場面となりました。
イム・シワンが演じるミョンギ(333番)も、投資詐欺を働く卑怯な人物でありながら、ジュニとの関係性や自己保身のために揺れ動く複雑な心理を見事に表現しています。ZE:A時代のさわやかなイメージからは想像できない、狡猾さと弱さが混在するキャラクターを説得力を持って演じています。
このように、アイドル出身者たちはそれぞれの「アイドルイメージ」を覆す役柄に挑戦することで、俳優としての実力を証明する機会を得ています。しかし、これはリスクを伴う挑戦でもあります。失敗すれば「アイドルだから演技が下手」といった批判に直結しかねませんが、「イカゲーム2」の元アイドルたちはその懸念を見事に払拭していると言えるでしょう。
アイドル出身キャストの今後の活動予定
「イカゲーム2」での活躍を経て、アイドル出身キャストたちの今後の活動にも注目が集まっています。世界的ヒット作での露出は、彼らのキャリアを大きく飛躍させる可能性を秘めています。
チョ・ユリは「イカゲーム2」での評価を受け、今後は俳優活動をさらに強化する方針と伝えられています。ソロ歌手としての活動も継続しながら、演技の幅を広げる作品選びが期待されます。すでに複数のドラマやバラエティ番組からのオファーが届いているという話もあり、国際的な知名度を活かした活動が予想されます。
T.O.P(チェ・スンヒョン)については、今回の出演が本格的な芸能界復帰の足がかりになるかどうかが焦点です。インタビューで約11年ぶりに公の場に姿を見せるなど、徐々に活動を再開させる兆しも見えています。演技力が高く評価されたことで、今後は俳優として新たな道を歩む可能性もあるでしょう。
イム・シワンは既に確立された俳優としてのキャリアをさらに強化する方向に進むと思われます。今年は複数の映画やドラマの撮影が予定されており、「イカゲーム2」でのグローバルな露出により、海外プロジェクトへの参加機会も増えるかもしれません。
ただし注意すべき点として、「イカゲーム」のような特殊な世界観の作品での成功が、必ずしも他の作品での評価に直結するとは限りません。アイドル出身者としての先入観を完全に払拭し、俳優として確固たる地位を築くためには、今後も多様な作品で実力を示し続ける必要があるでしょう。ボクとしては、彼らがこの機会を最大限に活かし、さらなる飛躍を遂げることを期待しています。
イカゲーム2のキャストでアイドル出身者まとめ
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。
