Netflixで世界的な反響を呼んだ韓国ドラマ「イカゲーム」。
456人の参加者たちが賞金を懸けて命を賭けたこのゲームで、黒幕の正体は一体誰だったのでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、実は001番のおじいさんこそがイカゲームの主催者でした。
「まさかあの優しいおじいさんが…」と、多くの視聴者が衝撃を受けたこの展開。
なぜ主催者でありながらゲームに参加したのか、その目的や伏線の数々を、ボクの主観で分かりやすく解説していきます。
今回は、序盤から散りばめられていた意外な伏線や、その衝撃的な最期まで、おじいさんの謎に迫っていきましょう。
イカゲームのおじいさんの正体
Netflixで世界的な人気を博した「イカゲーム」。
456人の参加者の中でもひときわ印象的だった001番のおじいさん、オ・イルナム。弱々しく見えた彼の真の姿に、世界中の視聴者が衝撃を受けました。
物語の序盤から不可解な行動が目立ちながらも、温かな人柄で周囲から愛される存在でした。しかし最終話で明かされた衝撃の真実に、ボクも思わず画面に釘付けになってしまいましたよ。
イカゲームのおじいさんの正体とは?
なんと001番のオ・イルナムは、このデスゲームを主催していた黒幕でした。一見すると認知症を患う弱々しい老人を演じていましたが、全ては緻密に計算されていたのです。
1988年からイカゲームを開催し続け、その犠牲者は驚くべきことに1万人を超えると言われています。最終話でギフンとビルの高層階で再会した際、彼はこの壮大な「ゲーム」の全貌を明かします。
脳腫瘍という設定も事実でしたが、それ以外の弱さは全て演技だったのです。
参加者たちの命を弄んできた冷酷な主催者が、あのおじいさんだったという事実に、多くの視聴者が言葉を失いました。
本当の目的とは?
お金が有り余るほどある金融業の経営者だったオ・イルナム。
普通の人なら一生困らないほどの財産を持っていましたが、皮肉なことに彼は深い退屈に苛まれていました。
何をしても心から楽しいと感じられなくなってしまった彼は、子供の頃のような純粋な興奮を取り戻したいと考えました。
ただゲームを運営して観戦するだけでは物足りず、自らプレイヤーとして参加することで、失われた心の躍動を取り戻そうとしたのです。
命を懸けたゲームだからこそ、本物の興奮を味わえる。
彼の歪んだ理論は、そこに行き着きました。
子供の頃に夢中になって遊んだゲームを、命懸けの形で再現することで、失われた純粋な喜びを取り戻そうとしたのです。
俳優は誰?
オ・イルナムを演じたのは、韓国の名バテラン俳優オ・ヨンス。
21歳でデビューし、長年舞台俳優として輝かしい実績を残してきた実力派です。
76歳という年齢にして「イカゲーム」で一躍世界的スターの仲間入りを果たし、韓国人俳優として初めてゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
認知症を患う弱々しい老人から、全てを操る黒幕としての強さまで、相反する表情を見事に演じ分けた姿は圧巻でした。
175cmという長身を活かしながら、時に縮こまり、時に威圧感を放つその演技は、多くの視聴者の心を揺さぶりました。
長年の舞台経験で培った演技力があってこそ、この複雑な役柄を完璧に演じきることができたのでしょう。
イカゲームのおじいさんの正体|伏線の数々
物語を振り返ってみると、オ・イルナムが黒幕であることを示す伏線が随所に散りばめられていました。一見何気ない行動や言動の数々が、実は緻密に計算された演出だったのです。
ボクも2周目を見返した時に「あぁ!ここにもヒントがあった!」と興奮しっぱなしでしたよ。
まるで宝探しのように、伏線を見つけていく楽しさがあります。
初日に参加人数を数える
ゲーム開始時、睡眠薬から目覚めた参加者たちが混乱と恐怖に包まれる中、オ・イルナムだけは冷静に参加者の人数を数えていました。
「認知症予防のために医者に数を数えるように言われている」と説明していましたが、これは後になって考えると絶妙な言い訳でした。
実は主催者として全体を把握する必要があったのです。
この異様な落ち着きこそが、最大の伏線の一つだったと言えるでしょう。
最もゲームを楽しんでいた
第1回戦の「だるまさんがころんだ」では、目の前で人が次々と殺されていくという恐ろしい状況にもかかわらず、オ・イルナムは笑顔でゲームを楽しんでいました。
普通なら恐怖で足がすくむ状況で、他の参加者が震え上がる中、彼だけが心から楽しんでいるような表情を見せていたのです。
「ゲームを楽しみたい」という彼の本心が、この時既に垣間見えていたのかもしれません。
なぜ「001」なのか?
参加者の番号は456まであり、若い主人公ギフンが「456」番、さらに彼より若い参加者もいたことから、年齢順での番号割り当てではないことは明らかでした。
「001」という番号は、彼がこのゲームの創始者であり主催者であることを象徴する、重要な伏線だったのです。
たぶん…。
全てのゲームの始まりを表す数字が、彼の正体を暗に示していたわけです。
参加リストに名前がない
刑事ファン・ジュノがフロントマンの部屋で発見した参加者リストには、驚くべきことに「001」の情報だけが記載されていませんでした。
リストが「002」から始まっていたのは、オ・イルナムが一般の参加者ではなく、特別な存在であることを示す決定的な証拠でした。
最初から彼のデータが除外されていた理由は、まさに黒幕としての立場を隠すためだったのです。
なぜギフンに近づいたのか?
オ・イルナムがギフンに近づいたのは、彼の特別な人間性に興味を持ったからでした。
借金まみれで自堕落な生活を送りながらも、弱者を助ける優しさを持つギフンは、オ・イルナムにとって興味深い存在だったのでしょう。
金の力で全てを手に入れてきた彼にとって、純粋な心を持つギフンとの交流は、失われていた人生の楽しみを取り戻すきっかけとなったのかもしれません。
最期に「あんたと遊ぶのが楽しかった」と心からの告白をしたのは、まさにそのためだったのではないでしょうか?
ゲーム終了の決定権
消灯時の殺し合いの際、オ・イルナムが「お願いだ、やめてくれ。怖くてたまらないんだ」と叫ぶと、不自然なほど素早く殺し合いは中止されました。
通常なら、イチ参加者の声で事態が収束することはあり得ません。しかし、主催者である彼の言葉だったからこそ、スタッフたちは即座に対応したのです。
この時点で、彼が特別な存在であることが暗に示されていましたよね。
綱引きの時に手錠をしていない
第3回戦の綱引きでは、全参加者が命綱として手錠でロープに固定されていました。しかし、注意深く観察すると、オ・イルナムだけは手錠をしていないことが分かります。
これは負けた場合でも命を落とさないよう、特別な配慮がされていたことを示しています。主催者である彼だけが、安全な状態でゲームに参加していたという証拠でした。
本当は死んでないで生きている?
他の脱落者とは異なり、ビー玉遊びでのオ・イルナムの射殺シーンは一切描かれませんでした。
その後、ギフンと再会を果たすことからも、当然この時点では生きていたことが分かります。
しかし、最終的には脳腫瘍により本当の死を迎えます。
ゲーム後も生存しているのではないかという憶測も一部でありましたが、シーズン2では一切登場しないことからも、脳腫瘍による死亡は間違いないでしょう。
流石にあそこでまだ生きていたら、ちょっと引っ張りすぎ感がありますもんね?
総括:イカゲームのおじいさんの正体
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。