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韓国ドラマにモザイクがかかるのはなぜ?その理由と背景を詳しく解説

韓国ドラマ

韓国ドラマを見ていると、時々モザイクが出てきて「あれ?何か隠してる?」と思うことありませんか?
実はそのモザイク、ちょっとした意味があるんです。

この記事では、韓国ドラマによく出てくるモザイクの秘密にグイグイ迫っていき、なぜモザイクが必要なのか、その理由をわかりやすく説明します。

また、Netflixで配信されている韓国ドラマを見ていると、モザイクがないことに気づいた方も多いのでは?その違いの理由も併せて解説していきます。

さらに、韓国ドラマの制作費問題や、日本のドラマとは違う韓国ドラマの特徴などもご紹介。
韓国ドラマの気になるアレコレを、ぜひ一緒に探っていきましょう!

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韓国ドラマのモザイクはなぜ|基本情報

韓国ドラマを見ていると、時々モザイクが出てきて「あれ?何か隠してる?」と思うことありませんか?

実はそのモザイク、重要な意味があるんです。
ここではそんな韓国ドラマのモザイクの秘密に迫ってみましょう!

韓国ドラマにはなぜモザイクがいるのか?

韓国ドラマでよく見かけるモザイクについては、主に次の4パターンが目に付きます。
それぞれ個別に解説していきましょう。

服のモザイク

実はこれ、スポンサー以外のブランドロゴを見せないための措置なんです。

韓国では、ドラマの制作にスポンサー企業が深く関わっています。だから、登場人物が着用する服もスポンサーブランドが優先されるんですね。他のブランドのロゴが映ってしまうと、スポンサーに失礼だというわけ。

もしスポンサー以外のブランドがモザイクなしで堂々と映ったら、それってある意味「タダ乗り広告」になっちゃうんですよ。スポンサー企業からしたら、「うちは大金を払ってるのに、他のブランドは無料で宣伝できるなんてズルい!」となってしまうワケです。

だからこそ、韓国のドラマ制作者たちは、スポンサー以外のブランドロゴにはモザイクをかけることで、スポンサーのご機嫌を損ねないようにしているんです。
ただ、せっかくおしゃれな服なのに、モザイクのせいで台無しになっちゃうのはちょっと残念ですケドね…。

次に韓国ドラマを見るときは、服のモザイクに注目してみてください。
「このモザイクの下には、どんなブランドが隠れているんだろう?」なんて想像するのも、韓国ドラマの新しい楽しみ方になるかもしれませんね!(ならないか笑)

タバコのモザイク

タバコに対するモザイクは、韓国の放送局が2002年ごろから始めた自主規制が理由だそうです。

でも面白いのが、タバコを「くわえている」シーンはOKで、「火をつけた」瞬間からアウトという点。つまりタバコを持っているだけなら問題なし。でも火がついた瞬間からモザイク処理されちゃうんです。

想像してみてください。
かっこいい主人公がタバコに火をつける瞬間、突然モザイクが現れる様子を。
なんだかシュールな光景ですよね。

刃物のモザイク

韓国では、暴力シーンを放送するときには細心の注意を払っています。
特に刃物を使ったアクションシーンは、視聴者に与える影響が大きいと考えられているんですね。だから、ドラマの中で刃物が登場する際には、モザイクをかけることで暴力性を和らげているんです。

でも時と場合によっては、モザイクのせいでシーンの意味が全く違ってしまうこともあるんです。例えば、主人公が凶器から身を守るためにナイフを持ったシーン。モザイクがかかっていると、「あれ?主人公が悪者なの?」と勘違いしてしまうかもしれません。

そんなとき、モザイクは味方なのか敵なのか…。韓国ドラマの刃物モザイク、なかなか奥が深いですよね。

韓国ドラマにCMがないのはなぜ?

韓国ドラマを見ていて、「あれ?CMないな」と思ったことありませんか?
実は韓国では、ドラマの途中でCMを流すことがないんです。その代わり、ドラマの前後にスポンサーのCMが集中して流れるんですよ。
だからドラマに集中できるし、トイレ休憩のタイミングもわかりやすい!

その代わり、PPL(間接広告)と呼ばれる広告手法が用いられています。ドラマの中で、登場人物が特定の商品を使ったり、ブランド名を口にしたりすることで、さりげなく宣伝しちゃうんです。

韓国ドラマでは、このPPLがめちゃくちゃ盛んのようです。
だからドラマの途中でわざわざCMを流さずに、PPLでスポンサーの商品を紹介しているんです。

でもPPLって、ただ商品を出せばいいってもんじゃありません。ドラマの世界観を壊さないように、自然に溶け込ませるのが大事。
だって、ドラマの大事なシーンで俳優さんがいきなりカップ麺を食べ始めたりしたら…ちょっと冷めちゃうじゃないですか。

次に韓国ドラマを見るときは、「このシーン、PPLかな?」なんて思いながら、ドラマを楽しんでみてくださいね!

韓国ドラマでもNetflixではモザイクがない

韓国ドラマを見ていて、「あれ?確かこのシーン、モザイクがかかってたはず…」と思ったことはありませんか?
実はその違いの秘密、Netflixにあったんです!

韓国では、テレビ放送されるドラマは「放送通信審議委員会」という政府機関の審議を受けるんです。暴力や犯罪、セクシャルな表現は規制される傾向にあるんです。だから刃物にモザイクがかかったり、ちょっとエッチなシーンはカットされたり。規制が厳しめなんですね。

でも、Netflixで配信されるドラマは、このテレビ放送の規制から解放されているんです。
なぜなら、Netflixは「インターネット配信」だから、テレビとは別の基準が適用されるというわけ。映画と同じように「映像物等級委員会」の審査を受けるので、表現の自由度が格段にアップするんです。

だから、Netflixオリジナルの韓国ドラマには、テレビでは絶対に見られないような大胆な表現がたくさん!
例えば、ゾンビ時代劇の『キングダム』。ゾンビの頭を容赦なく斬りまくるシーンは、まさにNetflixならでは。テレビじゃ絶対無理ですよね。

また、10代の闇をリアルに描いた『人間レッスン』では、子役たちが放つ過激な悪口も、Netflixだからこそ可能になったんです。まさに、リアルを追求した演技と言えるでしょう。

つまり、Netflixで配信されている韓国ドラマは、テレビでは味わえない「モザイクなしのリアル」が楽しめるんです!
規制から解き放たれたからこそ、クリエイターたちの自由な発想が存分に発揮されているんですね。

でも、ただ過激なだけじゃありません。むしろ、そういった表現を通して、社会問題に切り込んだり、人間の深層心理を掘り下げたりと、作品のテーマに深みが出ているんです。Netflixだからこそ、韓国ドラマは新たな領域に踏み込めるようになったんですね。

韓国ドラマのモザイクはなぜ|深掘り情報

韓国ドラマのモザイク事情については、スポンサーへの忖度ということをあらかたお伝えできたと思います。
それではここからは、そのスポンサーにまつわるお題について、もうちょっと深掘りしていきましょう!

韓国ドラマの制作費

スポンサーと言えば、そのドラマにかかる制作費が気になりますよね。
韓国ドラマが世界中で人気なのは、魅力的なストーリーや俳優陣の演技力だけが理由じゃないんです。最近は、韓国ドラマ業界では制作費の高騰が大きな問題になっているんですよ。

韓国ドラマの制作本数は、2022年には160本あったのが、2024年は現時点で決まっているだけでも30本と、なんと1年で半分以下に激減しているんです。その背景には、制作費の高騰があるんですね。

特に問題視されているのが、一部の主演級俳優たちの出演料の高騰。例えば、世界的にヒットしたNetflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』の主演俳優イ・ジョンジェは、2024年配信予定のシーズン2では、なんと1話あたり10億ウォン(約1億円)の出演料を得たとか。全6話の予定なので、合計60億ウォン(約6億円)ですよ。すごすぎます。

この出演料の高騰は、Netflixなどの動画配信サービスの影響が大きいと言われています。Netflixは出演料や制作費に上限を設けない戦略をとっているため、韓国ドラマの制作費は以前の3倍以上に跳ね上がっているんです。そして、俳優たちはNetflixでもらった高額出演料を、そのままテレビドラマでも要求するように。これが制作費高騰の悪循環を生んでいるんですね。

また、韓国では2018年に「週52時間勤務制」が導入されたことで、ドラマのスタッフの人件費も上昇。制作費は上がる一方なんです。

その結果、制作費の大半が主演級俳優の出演料に消えてしまい、脇役の俳優は本来のギャラの50〜70%しかもらえなかったり、登場人物の数も減らさざるを得なくなったりと、ドラマ全体の質にも影響が出ているんです。

韓国ドラマは、かつては日本に比べて制作費が安いことが強みでした。でも今や、1話あたりの制作費が10億ウォン(約1億円)を超えるドラマも珍しくありません。2019年に制作された『アスダル年代記』にいたっては、総制作費が550億ウォン(約55億円)とも言われています。

確かに、高い制作費を投じることで、豪華なセットやロケーション、迫力のあるアクションシーンなどを実現できるのは事実です。でも、その代償として俳優の出演料が高騰し、ドラマ制作会社は赤字に陥るという現状。この状況が続けば、韓国ドラマ業界全体が立ち行かなくなるのではと、関係者は危機感を募らせているんです。

韓国ドラマの制作費問題、なかなか複雑で奥が深いですよね。でも、この危機を乗り越えて、より魅力的な作品を作り続けてほしいと思うのは、世界中の韓流ファンの共通の願いなのではないでしょうか。私たちにできることは、これからも変わらず応援し続けること。

今後の韓国ドラマ業界の動向から、ますます目が離せませんね!

韓国ドラマの不思議

ここでは、日本人から見ると不思議に感じる韓国ドラマでよく見られる特徴を5つ紹介します。

貧富の差が極端
  • 登場人物の多くが大金持ちか貧乏のどちらかで、中間層が少ない
  • お金や地位が重要視され、現実離れしたシーンが多い
主人公の親のどちらかが死亡している
  • 主役や準主役の親が事故や病気で亡くなっているパターンが多い
  • 幼少期に親を亡くし不遇な人生を送ってきた、といった設定が定番
交通事故のシーンが頻出
  • 車社会の韓国を反映してか、交通事故や衝突のシーンがよく登場する
  • 事故やカーチェースの描写が派手で生々しい
女性キャラの過激な行動
  • 母親が息子を叩いたり蹴ったりするなど、女性の暴力シーンが見られる
  • 女性同士の喧嘩では容赦ないもみ合いや髪の毛引っ張り合いなどの激しい表現も
怒る時にフルネームで呼ぶ
  • 母親が息子を叱ったり、恋人同士のケンカなどで、フルネームで相手を呼ぶシーンがよく見られる
  • 日本人の感覚だとコミカルに感じるが、ドラマではよく使われる演出

このように、韓国ドラマには日本のドラマとは異なる特徴や、リアリティを超えた演出が多く見られますが、それがまた韓国ドラマの魅力となっているようです。

オーバーな表現も時にはスカッとするので、韓国ドラマならではの世界観を楽しむのも面白いかもしれませんね!

総括:韓国ドラマにモザイクがかかるのはなぜ

この記事のまとめです。

  • 服のモザイクはスポンサー以外のブランドロゴを隠すため
  • タバコのモザイクは、火がついた瞬間からかけられる
  • 刃物のモザイクは暴力性を和らげるために使用される
  • 韓国ではドラマ中にCMがなく、前後にまとめて流れる
  • 韓国ドラマではPPL(間接広告)が盛んに行われている
  • PPLはドラマの世界観を壊さないよう自然に溶け込ませるのが重要
  • Netflixで配信される韓国ドラマにはモザイクがない
  • Netflixは「インターネット配信」のため、テレビとは別の基準が適用される
  • Netflixの韓国ドラマは表現の自由度が高い
  • 韓国ドラマの制作費は高騰しており、業界全体の問題になっている
  • 一部の主演級俳優の出演料が非常に高額化している
  • Netflixの影響で制作費が跳ね上がり、俳優の出演料も上昇した
  • 制作費の大半が主演俳優の出演料に消え、脇役のギャラが減っている
  • 韓国ドラマは登場人物の貧富の差が極端に描かれることが多い
  • 主人公の親のどちらかが死亡しているパターンが定番
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