大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス」。爽快な復讐劇と熱い人間ドラマに多くの視聴者が魅了されましたが、その結末には「納得いかない」という声も少なくありません。
なぜ多くの人が結末に違和感を覚えたのでしょうか。本記事では、「梨泰院クラス」の結末に納得できなかった理由を、ストーリー展開や登場人物の行動、恋愛模様などの観点から詳しく解説します。
ドラマを最後まで楽しんだものの、どこか消化不良を感じている方、結末の意味を深く知りたい方にとって、きっと納得のいく内容になるはずです。「梨泰院クラス」の真の魅力と、結末が投げかけたメッセージについて、一緒に考えていきましょう。
• 会長の最期が病気で弱った姿だったことへの不満
• セロイがスアではなくイソを選んだ恋愛展開への違和感
• ラスト3話での突然のアクション要素追加への違和感
誘拐とか暴力ではなくビジネスで倒してほしかった
梨泰院クラスのラスト3話、特にイソの誘拐シーンは、正直なところ「えっ、こんな展開アリ?」って感じでしたよね。それまでずっとビジネスバトルを軸にグイグイ引き込まれてきたのに、急にサスペンス映画みたいになっちゃって。ちょっと拍子抜けしちゃいました。
確かに、セロイがイソへの気持ちに気づくきっかけとしては効果的だったかもしれません。
でも、そのためにここまでドラマチックな展開が必要だったのかな?って首をかしげちゃいますよね。ビジネスドラマとしての魅力が薄れちゃった感じがして、ちょっともったいないなぁと思いました。
例えば、タンバムがどんどん大きくなっていく過程で、チャン・デヒ会長との頭脳戦をもっと見せてくれたら面白かったんじゃないでしょうか。長家の裏の顔を暴いていくとか、革新的な新メニューで客を奪うとか。そういうビジネス的な駆け引きの方が、このドラマの本質に合ってたと思うんです。
それに、セロイとイソの関係だって、ビジネスの中で深まっていく様子を描けたはずですよね。
例えば、危機的状況を二人で乗り越えるとか、お互いの才能を認め合うシーンを増やすとか。そういう自然な流れの中でセロイの気持ちが変化していく方が、視聴者としても納得感があったんじゃないかな。
結局のところ、梨泰院クラスの魅力って、零細企業が巨大企業に立ち向かっていく姿にあったと思うんです。だからこそ、最後までその軸をブレさせずに、ビジネスの世界で勝負してほしかったなぁ。
誘拐劇に頼らなくても、十分にドキドキワクワクできる展開はあったはずですよ。
まあ、それでも全体的には面白かったですけどね。ただ、ラストはもうちょっとビジネスドラマらしい締めくくり方があったんじゃないかなって。そうすれば、より多くの人の心に残る作品になったんじゃないかな、なんて思っちゃいます。
チャン・テヒ会長は元気なときに倒したかった
チャン・デヒ会長の最期は、正直なところ物足りなさを感じずにはいられませんでした。
韓国の外食産業界で絶大な権力を誇っていた強敵が、最後は病に冒されて弱々しくなり、土下座までしてしまうなんて…。
何だか拍子抜けしちゃいましたよね。
会長の狡猾さや強さを考えると、もっと激しい頭脳戦を繰り広げてほしかったです。
例えば、健康なうちにセロイとの最後の勝負に挑み、そこで完膚なきまでに打ち負かされる。そんな展開だったら、より爽快感があったんじゃないでしょうか。
病気設定は確かにドラマチックな要素を加えるかもしれません。でも、最後まで強い敵であり続けてこそ、セロイの勝利にも重みが出たはずです。会長の最期は、もう少し違う形であってほしかったなぁ。
実は、チャン・デヒ会長の病気設定には賛否両論があるんです。
ドラマ性を高める効果はあったかもしれませんが、一方で物語の本質から外れてしまった感も否めません。セロイとデヒ会長の対決は、単なる個人的な復讐劇を超えて、ビジネスの世界における正義と不正の戦いだったはずです。
健康な状態で、デヒ会長の悪事が次々と暴かれていく展開だったら、もっとスリリングだったかもしれません。
例えば、セロイたちが長年かけて集めた証拠が、一気に公になる。そして、デヒ会長が必死に抵抗するも、最終的には自らの罪を認めざるを得なくなる…。そんな展開なら、より説得力があったんじゃないでしょうか。
スアがこれをやって、デヒ会長にとどめを刺すんですが、その展開があまりに唐突で「取って付けた感」が否めなかったんですよね。
また、デヒ会長の人間性をもっと掘り下げる機会にもなったはずです。
なぜそこまで権力にしがみつくのか、どんな過去があってそうなったのか。最後まで強くあり続けることで、彼の複雑な内面をより深く描けたかもしれません。
結局のところ、チャン・デヒ会長は「梨泰院クラス」という物語において、単なる悪役以上の存在だったはずです。
彼は韓国社会の歪みや、ビジネス界の闇を体現する象徴的な存在でした。だからこそ、最後まで強大な敵であり続け、その上で倒されることに大きな意味があったんです。
病気で弱った姿は確かに人間味を感じさせましたが、それよりも、自らの信念を最後まで貫き通す姿の方が印象的だったかもしれません。そうすれば、セロイの勝利がより輝かしいものになったはずです。
結局、チャン・デヒ会長の最期は、ドラマ全体の中でやや違和感を残す展開になってしまいました。でも、それ以外の部分では本当に素晴らしい作品だったので、この点だけが残念だったなぁって思うんです。
みなさんはどう感じましたか?
スワから急にイソに乗りかえるセロイ
セロイの恋愛模様、特にスアからイソへの気持ちの変化は、正直なところ、ちょっと唐突な印象を受けちゃいましたね。
長年スアを想い続けていたセロイが、イソへの気持ちに気づくまでの過程が、もう少しじっくり丁寧に描かれていれば良かったなぁと思います。
確かに、イソの献身的な支えや、彼女の成長する姿を見て、セロイの気持ちが少しずつ変化していくのは理解できます。イソがタンバムのために一生懸命頑張る姿や、セロイの夢を自分の夢のように応援する姿勢は、セロイの心に徐々に響いていったんでしょうね。でも、それでもやっぱり、バス停でのあのシーンは一体何だったの?って思っちゃいますよね。
あのシーンでは、セロイがスアに「君を幸せにする」と約束したばかりなのに、その直後にイソへの気持ちに気づくという展開。これじゃあ、視聴者としては「えっ、ちょっと待って!」って感じになっちゃいますよね。セロイの気持ちの変化があまりにも急すぎて、ついていけない感じがしました。
例えば、スアとイソの両方に対するセロイの気持ちの揺れ動きを、もう少し時間をかけて描いてくれていたら良かったんじゃないかな。スアへの想いを大切にしながらも、イソの魅力に少しずつ気づいていく。そんなセロイの葛藤や心の変化をもっと詳しく見せてくれていたら、視聴者としてもより共感できたんじゃないかなって思います。
結局のところ、梨泰院クラスは復讐劇やサクセスストーリーとしては素晴らしい作品だったんですけど、恋愛ドラマとしての説得力が、もう一歩足りなかった感じがしますね。セロイの恋愛模様をもう少しじっくり描いてくれていたら、より多くの視聴者の心に響く作品になったんじゃないかなって思います。
でも、それでも全体的には面白かったですけどね。ただ、恋愛パートはもうちょっと丁寧に描いてほしかったなぁ。
みなさんはどう感じましたか?
セロイの恋愛模様、納得できましたか?
総括:梨泰院クラスの結末に納得いかない人必見!
それではこの記事のポイントをまとめます。