本ページの情報は2025年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
2024年に韓国で放送され話題となった医療ロマンスドラマが、ついに日本でも視聴できるようになったんです。
T-ARAのハム・ウンジョンとペク・ソンヒョンが主演を務めるこの作品は、スター医師の転落と新任医師との出会いを描いた心温まる物語として多くの視聴者を魅了しているんですよ。
完璧主義者の精神科医と正義感あふれる新任医師が織りなす、予想外の展開と深い人間ドラマが待っているので、きっと楽しんでいただけると思います。
この作品がどこで見れるのか、何話まであるのかといった基本情報から、視聴率やキャストの詳細、最終回までのあらすじ、ボクなりのネタバレ感想、ネットでの口コミ評価、吹き替え版の有無まで、あらゆる角度から徹底的に解説していきますね。
韓国ドラマファンはもちろん、医療ドラマや家族愛を描いた作品がお好きな方にも、きっと満足していただける内容となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください!
韓国ドラマ「スジと出逢ったウリ」の感想と作品情報

まずは、どこで視聴できるのか、全何話なのか、どんなキャストが出演しているのかなど、作品を楽しむために必要な情報を詳しくご紹介していきますね。
また、韓国での放送時の視聴率や反響、日本での配信状況についても触れていきますので、この作品がどれほど注目されているかもお分かりいただけるはずです。
どこで見れる?
「スジと出逢ったウリ」は、2025年5月15日からU-NEXTで独占見放題配信がスタートしているんです。各話220円の課金制で、3日間のレンタル視聴となっており、全128話という長編作品をじっくりと楽しめるようになっています。
日本国内では、U-NEXTのほかにBS10でも放送されました。
BS10では「韓ドラプライム」という放送枠で、韓国ドラマの魅力を深く伝える特別な演出とともに視聴できるようになっていたんですよ。
U-NEXTは韓国ドラマのラインナップが業界最大級で、初回登録なら31日間のお試し期間も設けられているんです。そのため、この作品を機に他の韓国ドラマにも触れてみたいという方には特におすすめの配信サービスと言えるでしょう。
ただし、現在のところ他の主要な動画配信サービスでの配信予定は発表されていないんです。視聴を希望する場合は、U-NEXTへの登録が必要となる点にご注意くださいね。
全何話まで?
「スジと出逢ったウリ」は全128話の長編韓国ドラマなんです。韓国では2024年3月25日から2024年10月4日まで、約6ヶ月間にわたって放送されました。
128話という話数は、韓国ドラマの中でも特に長い部類に入ります。通常の韓国ドラマが16話から24話程度で完結することを考えると、かなりのボリュームがある作品だと分かりますよね。
これだけの話数があることで、登場人物たちの心境の変化や成長を丁寧に描くことができており、視聴者は長期間にわたってキャラクターたちと一緒に旅をするような感覚を味わえるんです。
一方で、長編作品特有の注意点もあります。
途中で展開が少し間延びしてしまう部分があったり、複数の人間関係が並行して進むため、初見の方には少し複雑に感じられる場面もあるかもしれません。しかし、それを補って余りある魅力的なストーリーと演技が詰まった作品となっているので、ぜひ最後まで見ていただきたいです。
視聴率と放送時期
「スジと出逢ったウリ」は韓国で2024年3月25日から2024年10月4日まで、KBS 1TVで平日の夜に放送されました。初回視聴率は12.6%でスタートし、期待よりも少々低い数字だったんです。
しかし、放送が進むにつれて視聴率は着実に上昇していきます。
後半部には13%から14%台を安定して記録し、102話では15.2%を達成しました。最終的には自体最高視聴率15.9%を記録して堂々の完走を果たしているんですよ。
特筆すべきは、ギャラップ調査において3.8%という数字を記録し、韓国人が好きなテレビ番組の第3位にランクインしたことなんです。これは日常ドラマとしては非常に高い評価であり、多くの視聴者に愛された作品であることを物語っています。
放送時間は月曜から金曜の20時15分から21時00分で、再放送も複数回設定されていました。土曜日には5話連続の再々放送も行われており、視聴者の多様なライフスタイルに配慮した編成となっていたんです。
日常ドラマの不振が続く中で、この作品はその流れを打破する成果を上げた貴重な存在として評価されているんですよ。
キャストと主要登場人物
「スジと出逢ったウリ」の魅力は、なんといっても個性豊かなキャラクターたちの複雑な人間関係にあるんです。
主要キャストの相互関係を表でまとめましたので、これをもとに詳しく解説していきますね。
主演のチン・スジ役を演じるのは、T-ARAのメンバーとしても知られるハム・ウンジョンです。
33歳という設定で、ヘドゥル病院の精神科専門医として国民的人気を誇るスター医師を熱演しているんです。完璧主義者でありながら、心に深い傷を抱えるという複雑なキャラクターを見事に表現してくれました。
対する男性主人公のチェ・ウリ役には、ペク・ソンヒョンが抜擢されています。
35歳の設定で、離島のパラン島で3年間公衆衛生医師として働いた後、ヘドゥル病院に赴任してくる正義感あふれる新任医師なんです。スジとは正反対の性格でありながら、徐々に彼女の心を溶かしていく役どころが印象的でした。
この二人の関係性が面白いのは、最初は完全に対立する関係から始まることなんですよ。スジの完璧主義とウリの自由奔放さが衝突しながらも、お互いを補完し合っていく過程がとても自然に描かれているんです。
注目すべきキャストとして、カン・ビョルが演じるナヨン役があります。
スジの義理の妹で、嫉妬心の権化のような性格を持つキャラクターなんです。視聴者からは「演技力がすごい」と絶賛されており、そのひねくれ具合が顔にも表れているほどの迫真の演技を見せてくれています。
ナヨンとスジの関係は、単純な姉妹関係を超えた複雑さがあるんですよ。
血のつながりはないものの家族として育った二人ですが、ナヨンの中にはスジに対する劣等感と嫉妬心が渦巻いているんです。この感情が物語の大きな転換点を生み出していくことになります。
また、シン・ジョンユンが演じるハン・ソンヒョン役は、ヘドゥル病院経営企画本部長という重要なポジションにいるんです。
紳士的でスマートな男性でありながら、ナヨンの罠にはまって人生が台無しになってしまう悲劇的なキャラクターとして描かれているので、見ていて本当に切なくなります。
物語の後半で重要な役割を果たすのが、養子となった少女ジユです。
言葉を話せなくなってしまった彼女を通じて、家族の本当の意味が問いかけられており、ドラマ全体のテーマを象徴する重要な存在として描かれているんです。
スジとウリがジユを引き取ることで、血縁にとらわれない新しい形の家族が誕生します。この疑似家族の温かさが、視聴者の心を深く打つポイントになっているんですよ。
実は、ハム・ウンジョンとペク・ソンヒョンは「インス大妃」以来11年9ヶ月ぶりの共演だったそうなんです。長いブランクを感じさせない息の合った演技を見せてくれたのも、両者の成長を物語っていると言えるでしょうね。
このような複雑で魅力的な人間関係が、128話という長編の中で丁寧に描かれているからこそ、視聴者は最後まで飽きることなく楽しめるんです。それぞれのキャラクターに感情移入しながら、彼らの成長を見守る楽しさがこの作品の大きな魅力の一つなんですよ。
吹き替え版について
現在のところ、「スジと出逢ったウリ」の日本語吹き替え版についての公式情報は確認できていないんです。U-NEXTでの配信やBS10での放送は、いずれも字幕版のみとなっています。
近年、韓国ドラマの日本語吹き替えは減少傾向にあるんですよね。特に128話という長編作品については、制作コストの関係で吹き替えが行われないケースが多くなっているのが現状なんです。
吹き替え版を希望する視聴者にとっては残念な状況ですが、字幕版でも十分に作品の魅力を味わうことができますよ。むしろ、俳優たちの生の声や演技のニュアンスを直接感じ取れるという利点もあるんです。
ただし、今後の展開次第では吹き替え版が制作される可能性も完全に否定はできません。
作品の人気や視聴者からの要望が高まれば、配信会社や放送局が吹き替え版の制作を検討する場合もありますからね。
現在は字幕版での視聴を前提として、作品を楽しまれることをおすすめします。
韓国ドラマ「スジと出逢ったウリ」の感想とストーリー

ここからは作品の核心部分に迫っていきますね。128話という長編ならではの丁寧な人物描写や、複雑に絡み合う人間関係の魅力について詳しく解説していきます。
ネタバレを含む内容もありますが、これから視聴する方の楽しみを奪わない程度に、作品の見どころや感動ポイントをお伝えしていきますので、ご安心くださいね。
最終回までのあらすじ
物語の主人公チン・スジは、ヘドゥル病院で働く精神科専門医として絶大な人気を誇っていました。常にテレビ番組への出演オファーがあり、外来診療の予約は2年先まで埋まっているほどです。完璧主義者の彼女は、一日4時間以上寝たことがないという過酷なスケジュールをこなす国民的スター医師でした。
そんなスジの前に現れたのが、離島のパラン島で3年間公衆衛生医師として働いていたチェ・ウリなんです。彼はスジと同じヘドゥル病院の精神科に赴任してきますが、二人の最初の出会いは最悪なものでした。スジの完璧主義的な治療方針と、ウリの患者に寄り添う人間味あふれるアプローチは真っ向から対立し、病院内では犬猿の仲として知られるようになってしまいます。
しかし、ウリの存在はスジが心に築いてきた高い壁に少しずつ変化をもたらしていくんです。正義感あふれるウリの存在は、完璧な鎧を身にまとったスジの心をかき乱し、彼女が封印してきた感情を呼び覚まし始めました。
物語の大きな転機となったのは、スジの義理の妹ナヨンとの確執でした。幼い頃から姉として慕ってきたスジに対して、ナヨンの心の奥底には深い嫉妬心と劣等感が渦巻いていたんです。家族として愛情を注がれながらも、常にスジと比較され続けてきたナヨンの複雑な感情が、ついに爆発してしまいます。
ナヨンの巧妙な策略により、スジは医療事故の疑いをかけられ、メディアから激しいバッシングを受けることになります。一夜にして国民的スター医師から転落した彼女は、これまで築き上げてきた名声と地位を全て失ってしまいました。患者からの信頼も失い、病院での立場も危うくなったスジは、人生最大の挫折を味わうことになったんです。
しかし、この試練こそがスジにとって真の成長の始まりでした。地位や名声を失った彼女は、初めて自分自身と向き合うことになります。そんなスジを支えたのが、変わらず彼女を信じ続けたウリでした。ウリは医師としての実力だけでなく、人間としてのスジの価値を認め、彼女が立ち直るために献身的にサポートし続けたんです。
二人の関係は同僚から次第に心を通わせる存在へと変化していきます。スジは挫折を通じて自分が患者や周囲の人々に対して築いていた壁の存在に気づき、本当の意味での治癒とは何かを学んでいきました。一方のウリも、スジとの関係を通じて自分自身の未熟さと向き合い、より深い人間理解を得ていくんです。
物語の中盤では、二人が互いの傷を癒し合いながら、医師としても人間としても成長していく姿が丁寧に描かれます。スジは地位や名声に頼らない、真の医師としての在り方を見つけていき、ウリは情熱だけでなく専門知識と経験の重要性を学んでいきました。
終盤に向けて、スジとウリは様々な困難を乗り越えながら、お互いにとって欠かせない存在となっていきます。二人は言葉を話せなくなった少女ジユを養子として迎え入れ、血縁にとらわれない新しい形の家族を築き始めるんです。ジユの存在は、スジとウリにとって家族の本当の意味を教えてくれる重要な役割を果たしました。
ナヨンとの関係についても、長い時間をかけて修復への道筋が見えてきます。嫉妬と憎しみに支配されていたナヨンも、最終的には自分の行いを反省し、真の家族愛とは何かを理解していくことになるんです。
最終的には、血のつながりよりも心のつながりを重視した新しい形の家族が誕生します。スジとウリは共に歩む人生を選択し、ジユを中心とした温かい疑似家族を築き上げていきました。128話という長い物語の中で、登場人物たちがそれぞれの傷を乗り越え、真の幸せと家族の絆を見つけていく姿が感動的に描かれているんです。
この作品は単純なロマンスドラマを超えて、現代社会における家族のあり方、人間の成長、そして真の愛とは何かという深いテーマを扱った物語となっています。挫折と再生、対立と和解、そして新しい絆の形成という普遍的なテーマが、医療現場という舞台で魅力的に展開されているんですよ。
口コミ評価まとめ
視聴者からの評価は概ね好意的で、特に出演者の演技力について高く評価する声が多く見られました。韓国のドラマファンは辛口な意見を述べることでも知られているんですが、この作品については多くの視聴者が満足したようですね。
2024年KBS演技大賞では、主演の2人がそれぞれ優秀賞とベストカップル賞を受賞しており、演技面での評価の高さが証明されているんです。特にハム・ウンジョンとペク・ソンヒョンのコンビネーションは、多くの視聴者の心を掴んだようです。
キャラクター設定についても好評で、登場人物同士の相関関係がシンプルで分かりやすかったという声が寄せられています。長編ドラマでは途中から人間関係が複雑になりすぎて混乱する視聴者も多いんですが、この作品はその心配がなかったと評価されているんです。
ストーリー展開のスピードも視聴者を魅了した要因の一つです。特に中盤頃までのテンポの良さは多くの人に好印象を与えました。ただし、後半になってペースが落ちたことに不満を示す意見もあり、全体的には良作ながらも改善の余地があったと言えそうです。
一方で、128話という長さについては賛否両論でした。「長すぎて途中で離脱した」という声もあれば、「長いけれど見応えがあった」という肯定的な意見もあり、視聴者の好みが分かれるところだったようですね。
ボクのネタバレ感想
正直に言うと、ボクは最初の数話を見た時点では「よくある医療ドラマかな」という印象だったんです。しかし話が進むにつれて、この作品の真の魅力が分かってきたんですよ。
特に印象的だったのは主人公スジの人物設定です。
通常の日常ドラマでは、ヒロインはひたむきで純真なキャラクターが多いんですが、スジは心に深い傷を抱え、他人に対して壁を作っているという設定でした。これがとても新鮮で、親近感を持てる要因になっていたんです。
ナヨンというキャラクターには、正直かなりイライラさせられました(笑)。
でも、それこそがカン・ビョルの演技力の証拠だと思うんです。あそこまで視聴者の感情を揺さぶれるということは、俳優として非常に優秀だということですよね。
ロマンス要素については、スジとウリの関係性がとても自然に描かれていて好感が持てました。
急激に恋に落ちるのではなく、徐々に心を開いていく過程が丁寧に表現されており、128話という長さを活かした演出だったと感じているんです。
ただし、後半のペースダウンは確かに気になりました。
中盤までのスピード感が素晴らしかっただけに、終盤の展開がやや物足りなく感じてしまったのも事実なんです。とはいえ、全体的には非常に楽しめる作品でしたよ。
ハム・ウンジョンとペク・ソンヒョンの演技
主演二人の演技については、多くの視聴者から絶賛の声が上がっており、ボクも同感なんです。
特にハム・ウンジョンは、アイドル出身ということを感じさせない本格的な演技を見せてくれました。
スジという役柄の難しさは、完璧主義者でありながら内面に脆さを抱えているという二面性にあるんです。表面的には隙のないスター医師として振る舞いながら、心の奥底では孤独感や不安を抱えている複雑なキャラクターを、ハム・ウンジョンは見事に演じ分けていました。
ペク・ソンヒョンのウリ役も印象的でした。
正義感が強すぎて時として空回りしてしまう青年医師という役どころですが、押し付けがましくならない絶妙な匙加減で演じており、視聴者に好印象を与えていました。
二人の化学反応も素晴らしく、KBS演技大賞でベストカップル賞を受賞したのも納得です。
特に、最初は対立していた関係から徐々に心を通わせていく過程での微細な表情の変化や、言葉にならない感情の表現が秀逸だったんです。
医師同士の恋愛模様
医療現場を舞台にした恋愛ドラマというジャンルは決して珍しくないんですが、この作品では精神科という特殊な診療科を扱っているところが興味深いポイントでした。
スジとウリは同じ精神科医でありながら、患者に対するアプローチがまったく異なるんです。
スジは経験豊富で理論的な治療を得意とする一方、ウリは患者の心に寄り添う直感的な治療スタイルを持っています。この違いが時として衝突を生むものの、お互いを補完し合う関係性へと発展していく様子が魅力的でした。
職場恋愛特有の緊張感も上手く描かれていたんですよ。病院という閉鎖的な環境の中で、同僚の目を気にしながら関係を深めていく二人の心理描写は非常にリアルでした。
また、医師としての責任感と個人的な感情との葛藤も見どころの一つなんです。
患者の治療に専念すべき医師という立場でありながら、恋愛感情に揺れ動く人間らしさが丁寧に表現されており、視聴者の共感を呼んでいました。
ただし、医療ドラマとしての専門性については、やや物足りない部分もありました。精神科医療の描写がもう少し深く掘り下げられていれば、さらに魅力的な作品になったかもしれませんね。
家族愛と複雑な人間関係
この作品の大きなテーマの一つが「血縁にとらわれない家族の形」だったんです。スジとナヨンの義理の姉妹関係を中心に、様々な家族の問題が描かれています。
ナヨンの嫉妬心は単純な姉妹喧嘩を超えており、深い心の傷に根ざしたものでした。スジへの複雑な感情は、家族としての愛情と嫉妬が入り混じった、非常に人間的なものとして描かれていたんです。
視聴者からは「性格が悪い」と言われがちなキャラクターでしたが、その背景にある事情を理解すると、同情せざるを得ない部分もありました。
シン・ジョンユン演じるソンヒョンも、家族関係の複雑さを象徴するキャラクターでした。
裕福な家庭に生まれ、順風満帆な人生を歩んでいたはずが、ナヨンの策略によって全てを失ってしまう展開は、現実の厳しさを物語っていました。
最終的には、血のつながりよりも心のつながりを重視した新しい家族が形成されていくんです。
スジとウリを中心とした疑似家族の温かさは、多くの視聴者の心を打ったことでしょう。現代社会における家族のあり方について考えさせられる、深いメッセージが込められた作品だったと思います。
養子となった少女ジユのエピソードも印象的でした。
言葉を話せなくなってしまった彼女を通じて、家族の本当の意味が問いかけられており、ドラマ全体のテーマを象徴する重要な存在として描かれていたんです。
総括:韓国ドラマ「スジと出逢ったウリ」感想まとめ
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。