韓国ドラマ「梨泰院クラス」のヒロインの1人、「オ・スア」。
美貌と才能を兼ね備えた彼女ですが、なぜか視聴者から嫌われがちな存在として話題を呼びました。一見完璧に見えるスアですが、その行動や態度に違和感を覚えた方も多いのではないでしょうか?
この記事では、スアが嫌われる3つの理由を詳しく解説します。
さらに彼女の行動の真意や、意外な最後のシーンの意味まで深掘りしていきます。
スアの複雑な心理と、彼女を取り巻く状況を理解することで、新たな視点からドラマを楽しめるかもしれませんよ!
- スアが視聴者に嫌われる3つの理由
- スアの行動が裏切りではなく戦略だった可能性
- スアが長家に入社した複雑な事情
- スアのラストシーンに込められた意味
梨泰院クラスのスアが嫌いな3つの理由
ダブルヒロインのひとり「オ・スア」。
見た目は完璧なのに、イマイチ視聴者からの受けが良くありません(泣)
その理由、一緒に見ていきましょう!
優柔不断な態度
スアちゃん、あなたの優柔不断な態度が視聴者の心を掻き乱しているんです!
セロイとチャン会長との、どっちに付くか問題。これにはちょっとイライラしちゃったんですよね^^
長家の戦略企画部室長としてバリバリ仕事をこなす一方で、セロイへの想いも捨てきれない。その姿は、まるで恋愛と仕事の間で揺れ動く現代女性の縮図のようでした。
長家の不正の証拠を10年分も集めながら、最後まで告発しなかったのはなぜ?
セロイを助けたいけど、デヒ会長への恩も忘れられない。その複雑な心境、まるで恋愛ドラマと法廷ドラマを同時に見ているような感覚と言いましょうか…。
結局スアの優柔不断な態度は、彼女の複雑な立場と深い愛情の表れだったのかもしれません。
でもその態度が視聴者の心をモヤモヤさせ、時にはイライラさせてしまったんです。スアの優柔不断さは魅力のひとつだけれど、ちょっとばかり振り幅が大きすぎたのかもしれませんね。
自己保身的な行動
スアの自己保身的な行動を見ていると、ときどき冷めてしまうんですよね。
確かに、幼少期のトラウマから「自分が一番可哀想」と思い込んでいるのは分かります。でも、それを理由に周りの人を傷つけちゃうのは如何なものかと。
そうそう、酒に酔った勢いでセロイに「私は自分が一番大事」って言っちゃうシーン、覚えていますか?
思わず「スア、それは無いって!」と画面に向かって突っ込んでました。
でも、その言葉こそがスアの本音だったんですよね。
長家の奨学金を受けて大学に行き、そのまま就職。確かにスアにとっては安全な選択だったのかもしれません。でも、その選択がセロイとの心の距離を微妙なものに…。
結局スアの自己保身的な行動は、彼女の深い傷から来るものだったんです。
でも、その行動が周りの人を傷つけ、視聴者の心をモヤモヤさせてしまった。
…ということなんでしょうね、きっと。
セロイへの曖昧な態度
セロイへの態度が曖昧すぎて、皆さんもモヤモヤしちゃったんじゃないでしょうか。
好きなのか嫌いなのか、味方なのか敵なのか。「もっとハッキリせんかい!」って思ったことは一度や二度ではありません。
高校時代、セロイに「私を好きにならないで」と宣言したかと思えば、セロイが服役中に面会に行って「私のことが好き?」「貧乏な男は嫌いよ。将来金持ちになる?」なんて言っちゃう。このツンデレぶりは、男心をズタズタにしてしまうんですよね(苦笑)
そして、セロイが出所後、22歳で再会したときのスア。
セロイに抱きつき「家に泊まる?」とまで誘っておきながら、セロイが「まだ金持ちではない」と断ると、あっさり引き下がっちゃう。
流石にここは、「据え膳食わぬ」セロイに突っ込みました(笑)
「あんた、どんだけ聖人やねん!」と。
さらに長家に就職しておきながら、「精算書を見せて」なんて言って、セロイの店の経営について口を出そうとしたり。
「どっちやねん!」と。
でも、そんなスアの態度の裏には、複雑な事情があったんですよね。長家への恩もあれば、セロイへの想いもある。その板挟みの中で、スアなりに精一杯もがいていたんだと思います。たぶん。
スアのセロイへの曖昧な態度は、彼女の複雑な立場と深い葛藤の表れだったんです。でも、その態度が視聴者の心をモヤモヤさせ、時にはイライラさせてしまった。
まとめると、こんな感じでしょうか。
梨泰院クラスのスアの最後のシーンについて
スアの最後のシーン、ボクは正直、複雑な気持ちでした。彼女の行動の真意が明らかになり、「あぁ、そうだったのか」と納得しつつも、なんだか切ない気持ちにもなりました。
スアの行動は裏切りだったのか?
スアちゃんの行動、裏切りだったのでしょうか?
というか、セロイのお父さんの敵討ちですよね、スアが成し遂げたかった事って。
実は、スアちゃんの行動は非常に計算されたものだったんです。デヒ会長の恐怖支配下にありながら、長家の不正に関する証拠を10年もの間コツコツと集め続けていました。偽名株式、秘密資金、請託、賄賂など、まさに会社の闇そのものですね。
確かに、表面上はチャン・デヒに従っているように見えました。でも、本心では長家から解放されることを望んでいたんです。
そして、決定的だったのが最後の内部告発です。
デヒ会長の余命を知り、タイミングを見計らって全ての証拠を提出しました。これこそが、スアの本当の目的だったんですよね。
セロイのため、お世話になったセロイのお父さんのため、そして自分自身のため…。
そのために長年温めてきた復讐計画だったんです。
ただ、その過程でセロイを傷つけてしまったのは事実です。「タンバム」の営業停止事件での嘘や、セロイへの曖昧な態度など、確かに視聴者を混乱させる行動もありました。
でも、それも全て長期的な計画の一部だったと考えると、スアの深い洞察力と忍耐力はなかなかのものではないでしょうか。
結局のところ、スアちゃんの行動は裏切りではなく、むしろ極めて高度な戦略だったと言えるでしょう。長家の内部にいながら証拠を集め、最後には内部告発をするという彼女なりの方法で、セロイの復讐を助けていたんです。
というか、肝心のセロイは実質的にこれといった復讐ってしてないじゃないですか?
スアの告発こそが決定打になるという、お粗末さ…。
そう考えると、セロイの立場に立っていえば、スアは裏切りどころか大恩人ということになるんです。。。
梨泰院クラスのスアはなぜ長家に入ったのか?
スアの長家入社の背景には、複雑な事情が絡み合っていたんです。
まず、高校生の時にデヒ会長から大学進学の支援を約束されたことがきっかけでした。児童保護施設で育ったスアにとって、この支援は未来への希望の光だったんでしょうね。
でも、それだけじゃないんです。
デヒ会長は常々スアに「お前は家族だ」と言い続けていました。家族のいないスアにとって、この言葉がどれほど重みを持っていたか、想像に難くありません。
そして、見逃せないのが「奴隷根性を植え付けた」というデヒ会長の発言。
この言葉、何とも恐ろしいですよね。スアの心の奥底に、知らず知らずのうちに長家への従属意識が植え付けられていったんです。
さらに、セロイとの関係も無視できません。
デヒ会長はセロイとスアの関係を知った上で、スアを長家に引き込んだ可能性が高いんです。まさに、一石二鳥の策略だったわけですね。
ただ、スア自身も完全に騙されていたわけではありません。
長家に就職することで、セロイと敵対関係になることは分かっていたはず。それでも長家を選んだのは、自分の未来を守るため。そして、もしかしたら長家の内部から何かできるかもしれない、という希望があったからかもしれません。
スアのラストシーンはあれで良かったのか?
スアのラストシーン、確かにセロイとくっつかなかったのは切ないですが、彼女が本当の自由を手に入れた瞬間でもあったんです。
まず、長家を退職する場面。
デヒ会長に辞表を出し、「私の人生で初めて、したい方を選びます」と宣言するスア。この瞬間、彼女は長年の束縛から解放されたんですね。
そして、セロイとの別れの電話。
「これから私は自分の人生を生きるつもり。復讐は終わった」というスアの言葉。これは単なる恋愛の終わりじゃなく、彼女の新たな人生の始まりを意味しているんです。セロイへの想いを手放すことで、スアは本当の意味で自由になれたんですね。
さらに、イソとの和解のシーン。
「あなたなら安心ね。セロイをよろしく」と笑顔で告げるスア。これって、過去の恋愛にケリをつけ、新しい人生に踏み出す覚悟の表れじゃないでしょうか。
最後に、自分のレストランをオープンするシーン。
ホンソクチョンの投資を受けて梨泰院に自分の店を持つスア。これこそが彼女が選んだ新しい人生の始まりなんです。
そして忘れちゃいけないのが、新たなイケメン(パクボゴム)との出会い。
確かに唐突な感じはしますが、これは「スアにも新しい恋の可能性がある」ということを示唆しているんじゃないでしょうか。
結局、スアのラストシーンは、彼女の成長と解放を象徴しているんです。
長家からの独立、セロイへの想いからの解放、そして新しい人生の始まり。これらすべてがスアが本当の自由を手に入れたことを示しています。
確かに、セロイとくっつかなかったのは切ないかもしれません。でもそれ以上に大切なのは、スアが自分の人生を自分で選べるようになったこと。
なんだかんだ言って、スワにとって結構前向きなエンディングになったと言えるんじゃないでしょうか。
総括:梨泰院クラスのスアは嫌い?
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。