Netflix韓国ドラマ『恋するムービー』は、2025年2月14日のバレンタインデーに世界190カ国で配信され、多くの視聴者の心を掴みました。
チェ・ウシクとパク・ボヨンが演じる映画に関わる二人の若者の恋模様が、美しい映像と繊細な感情表現で描かれています。はたして彼らの恋はハッピーエンドを迎えるのでしょうか?
本記事では、『恋するムービー』の最終回までのあらすじを詳しく解説します。ネタバレを含むため、まだ視聴していない方はご注意ください。
恋に、夢に、家族との関係に悩む若者たちが、自分自身と向き合いながら成長していく姿に、きっとあなたも共感するはず。
さあ、映画のような感動的なストーリーの世界へご案内します!
恋するムービーはハッピーエンドを迎えた?

ドラマのタイトルから期待できるのは、やはり素敵な恋物語。でも『恋するムービー』は単なるラブストーリーではありません。
この章では、物語のあらすじからキャラクターの魅力、そして気になる最終回の結末まで、作品の核心に迫っていきます。映画という芸術を愛する人々の葛藤と成長が、どのようなラストを迎えるのか一緒に見ていきましょう。
あらすじとネタバレ
Netflix韓国ドラマ『恋するムービー』は2025年2月14日にバレンタインデーに合わせて配信された全10話のラブストーリーです。原題は『멜로무비(メロムービー)』で、世界190カ国で一斉配信され、多くの視聴者の心を掴みました。
物語は映画オタクのコ・ギョム(チェ・ウシク)と映画監督を目指すキム・ムビ(パク・ボヨン)を中心に展開します。9歳の頃から映画に魅了されたギョムは、叔父が経営するレンタルビデオ店の2階に兄と暮らしながら「この世のすべての映画を見ること」を目標に育ちました。俳優を目指すものの才能はなく、エキストラとして参加した映画撮影現場で助監督のムビと運命的な出会いをします。
ムビは逆に、映画監督だった父が映画に人生を捧げ、自分をかまってくれなかった経験から映画を嫌っていました。しかし父の死をきっかけに、父が愛した映画の世界を知るために助監督となります。映画に対して正反対の思いを持つ2人でしたが、ギョムの純粋な情熱とムビの冷静さが引き合い、恋に落ちます。
しかし幸せもつかの間、ギョムは突如姿を消してしまいます。その理由は、兄・ジュン(キム・ジェウク)が交通事故に遭い、意識不明の重体となったため。ギョムは兄の介護に専念し、映画の世界から離れていました。一方ムビは突然消えたギョムへの気持ちを抑え込み、自分の道を進みます。
5年後、映画監督としてデビューしたムビの前に、今度は映画評論家となったギョムが再登場します。さらに運命のいたずらか、ムビの家の向かいに兄と引っ越してきたギョム。再び交差する2人の人生は、過去のトラウマと向き合いながら、新たな愛の物語を紡いでいきます。
ドラマの重要な脇役として、ギョムの親友で作曲家志望のホン・シジュン(イ・ジュニョン)と、7年間交際して別れた元カノで脚本家のソン・ジュア(チョン・ソニ)の物語も展開。彼らもまた、ムビが監督する映画「メロディー」の制作を通じて再会し、過去と向き合っていきます。
『恋するムービー』は単なるラブストーリーではなく、映画という芸術を愛する人々の葛藤や、家族との複雑な関係、友情の大切さなど、多層的なテーマが織り込まれています。特に印象的なのは、各キャラクターが抱える過去のトラウマ—ムビの父の死、ギョムの兄の事故、シジュンとジュアの別れ—とそれを乗り越えていく姿です。
監督を務めたのは『ホテルデルーナ』や『スタートアップ:夢の扉』などのヒット作で知られるオ・チュンファン。脚本は『その年、私たちは』のイ・ナウンが担当しており、チェ・ウシクとのタッグは2作目となります。美しい映像と繊細な演出で、登場人物たちの心の機微を丁寧に描き出しています。
ボクが特に心を打たれたのは、恋愛だけでなく家族愛や友情など、さまざまな愛の形が表現されていた点です。映画を通して描かれる人間関係の機微と、それぞれの愛の形が交差する様子は、韓国ドラマの真骨頂と言えるでしょう。映画館の前でキスをするギョムとムビの姿は、まさに映画のワンシーンのような美しさでした。
最終回はハッピーエンド?
結論から言うと、『恋するムービー』の最終回は心温まるハッピーエンドを迎えます!
ギョムとムビは、お互いに抱えていた過去のトラウマを乗り越え、再び恋人として歩み始めることができました。「今度こそ」というフレーズの通り、2度目の恋愛は実を結んだのです。
最終回では1年6ヶ月後が描かれ、ムビは映画監督として自分の作品『メロディー』を完成させることに成功。興行的には振るわなかったものの、芸術的な側面で評価を得ます。一方ギョムは「映画ではなく現実を知りたい」と映画評論家の仕事から離れ、新たな人生を歩み始めました。
他のカップルであるシジュンとジュアは、最終的に別れの道を選びますが、これも2人にとっては正しい選択だったと描かれています。2人はお互いを遠くから応援し合う関係となり、シジュンは「メロディー」の音楽を担当したことがきっかけで売れっ子作曲家となりました。
さまざまな試練を乗り越えてそれぞれが自分の道を見つけていく最終回は、名作ラブストーリーにふさわしい温かな余韻を残しています。
チェ・ウシクが演じるギョムの成長
チェ・ウシクが演じるコ・ギョムは、映画を愛してやまない青年です。彼の目標は「世界中すべての映画を観ること」。その純粋な情熱と人懐っこい性格が魅力的なキャラクターです。
物語の序盤、ギョムは俳優志望でしたが演技力がなく、エキストラとしてしか仕事を得られませんでした。しかしムビとの出会いが彼の人生を変えます。
5年のブランクを経て彼は映画評論家として再登場。兄の事故と介護という重い現実を背負いながらも、その映画知識を活かして新たな道を切り開きました。時にはその辛口評価が問題を引き起こすこともありましたが、映画への愛情は誰よりも深いものでした。
ドラマ後半では、兄を亡くした悲しみと向き合えないギョムの姿が切なく描かれます。車の中で寝泊まりし、家に戻れないほど心に傷を負った彼を、ムビが支えていく場面は涙なしには見られません。
最終的にギョムは兄の死と向き合い、映画への執着を手放して「現実」を選ぶという成長を遂げます。チェ・ウシクの繊細な表現力が、ギョムの内面の変化を見事に演じています。
キム・ジェウクが魅せる兄ジュンの葛藤
キム・ジェウクが演じるコ・ジュンは、ギョムの11歳年上の兄です。両親を20歳で亡くし、幼いギョムを育ててきました。
ジュンの存在は物語の核心部分を担っています。彼は自分の人生を犠牲にしてギョムを育て、弟の幸せだけを考えて生きてきました。5年前の事故の真相も、実は自殺を図ったものでした。その後遺症で車椅子生活となり、ギョムはずっと彼を介護していたのです。
ドラマ中盤、ジュンが医師から合併症による急死の可能性を指摘されていたことが明らかになります。自分の命の短さを悟ったジュンは、残された時間でギョムとの思い出を作ろうと行動を変えます。
キム・ジェウクはわずかな出演シーンながら、表情や仕草だけで複雑な心情を表現していました。特に死を前にした葛藤や、弟への愛情を伝えようとする姿は心に刺さります。彼が残したノートの「お前(ギョム)が俺を支えてくれた」というメッセージは、兄弟の絆を象徴するものでした。
兄ジュンの死は物語の重要な転換点となり、ギョムとムビの関係にも大きな影響を与えました。キム・ジェウクの演技があったからこそ、この重い物語が説得力を持って視聴者の心に届いたと言えます。
ギョムとムビの恋愛模様と再会
ギョムとムビの恋愛は、偶然と必然が絡み合った運命的なものとして描かれています。
出会いは映画現場でのエキストラと助監督という関係。ギョムはムビという名前(映画を意味する)に惹かれ、積極的にアプローチします。最初はそっけなかったムビも、ギョムの純粋さに心を開き始めます。2人の恋が実ったかと思いきや、ギョムの兄の事故をきっかけに彼は姿を消してしまいました。
5年後の再会は最悪のタイミング。映画監督になったムビの作品試写会で、評論家となったギョムが辛口の質問をしたのです。しかも偶然にも2人は隣同士に住むことになり、毎日顔を合わせることに。
最初は拒否反応を示していたムビも、次第にギョムの思いに気づき、2人は再び恋に落ちます。しかし今度はジュンの死という試練が2人を襲います。
ギョムが兄の死に打ちひしがれている時、ムビは「あなたは1人じゃない」と支え、2人の絆はさらに深まります。最終的には、お互いの過去のわだかまりを打ち明け、共に歩んでいくことを選びました。
2人の恋愛がまさに「映画のような」瞬間の連続だったことは、タイトル通りの展開と言えるでしょう。
シジュンとジュアの行方
ギョムの友人ホン・シジュン(イ・ジュニョン)と元恋人ソン・ジュア(チョン・ソニ)のサイドストーリーも、このドラマの重要な要素です。
シジュンは自称天才作曲家。熱心に音楽活動を続けながらもなかなか認められず、バーでアルバイトをしていました。一方ジュアは7年間交際していたシジュンと別れた後、成功した脚本家になっていました。
2人は「メロディー」という映画制作を通じて再会します。この脚本は実はジュアとシジュンの恋愛をモデルにしたものでした。最初はぎこちない関係の2人でしたが、制作を通じて再び心を通わせていきます。
しかし最終的に2人は復縁せず、完全に別れることを選びました。「愛はそれ自体が完成形だ」という言葉があるように、過去の幸せな時間をそのまま大切な思い出として残す決断をしたのです。
興味深いのは、2人の別れが悲しいものとして描かれず、むしろ成長の証として美しく描かれている点です。過去に執着せず未来を見据える姿勢は、メインストーリーとはまた違った大人の恋愛の形を示しています。
結果的にシジュンは「メロディー」の音楽を担当したことがきっかけで才能を認められ、念願だった成功を手にします。互いに離れたところから応援し合う関係になった2人の結末も、ある意味でのハッピーエンドと言えるでしょう。
恋するムービー|ハッピーエンドへの道のり

『恋するムービー』の魅力は、キャラクターたちが抱える深い傷と、それを乗り越えていく過程にあります。映画に人生を捧げた父との関係に悩むムビ、大切な兄を支えながら自分の夢も追いかけるギョム、そして彼らを取り巻く人々の物語。
ここからは、登場人物たちがハッピーエンドを目指す道のりで直面する試練と成長を掘り下げていきます。ロマンスだけでなく、家族愛や友情など多様な「愛」の形が描かれる本作の奥深さを感じてください!
ヒロインのムビが抱える父との関係
パク・ボヨンが演じるキム・ムビは、映画監督の父を持つヒロインです。彼女の名前「ムビ」もまた「映画(ムービー)」を意味しています。
ムビは幼い頃から映画制作に没頭する父との関係に葛藤を抱えていました。彼女にとって父は自分より映画を愛した人であり、その名前さえも嫌っていました。高校生の時、誕生日に仕事を中断して帰ってくるよう父に電話で訴えた直後、父は交通事故で命を落としてしまいます。
この出来事がムビに大きなトラウマを残し、彼女は自分が父を死なせたという罪悪感を抱えていました。皮肉なことに、父を理解するためにムビ自身も映画の道へと進み、助監督から始めて監督にまで上り詰めます。
彼女の動機は「映画に人生をかけることがどれだけつまらないか証明する」という、ある意味で父への反抗心でした。しかし仕事を通じて、次第に父の情熱を理解していきます。
物語の終盤、ムビは母親との対話を通じて父の真意を知ります。実は父は映画を通して自分の思いを伝え、諦めない姿勢を見せようとしていたのだと。この和解がムビの心の傷を癒し、前を向いて歩み出す力になりました。
ムビの父親との関係性は、家族の中での誤解と和解、そして自己受容というテーマを象徴しています。
ギョムが兄の死から立ち直るまで
ギョムにとって兄ジュンの存在は、父親であり友人であり、人生の支えでした。兄の死は彼に深い喪失感をもたらします。
ジュンの死後、ギョムは表面上は平静を装いながらも、実は家に入ることができず車の中で寝泊まりするほど心に深い傷を負っていました。兄の面影が残る家に一人で入ることは、彼にとって耐えられない苦痛だったのです。
この時期のギョムを支えたのがムビでした。「あなたは一人じゃない」という彼女の言葉に救われ、ギョムは少しずつ現実と向き合い始めます。
兄の持ち物を整理する過程で、ギョムは知らなかった兄の一面を発見します。タバコを吸っていたことやウイスキーを隠していたこと。兄は自分の人生を弟のために犠牲にしながらも、小さな楽しみを見つけて生きていたのです。
ギョムは夢の中で兄に「たまに夢に出てきてほしい。僕は大丈夫だから」と語りかけます。この場面は、彼が兄の死を受け入れ、前に進む決意をした象徴的なシーンです。
兄の死から立ち直るプロセスを通じて、ギョムは「映画ではなく現実を知りたい」と気づきます。それまで映画の世界に逃げていた彼が、現実と向き合う決意をした瞬間でした。
映画制作を通して描かれる人間関係
『恋するムービー』では、登場人物たちが映画制作を通じて成長し、関係を深めていく様子が丁寧に描かれています。
ムビが監督を務める「メロディー」という映画の制作過程は、まさに人々の絆が試される場となりました。シジュンとジュアの脚本と音楽、ムビの演出が一体となって作品を作り上げていく様子は、芸術創造の喜びを感じさせてくれます。
しかし道のりは決して平坦ではありませんでした。シジュンの音楽が素晴らしくても、ムビの映画に対する情熱があっても、現実の壁(資金不足)にぶつかります。それでも映画に関わる全員が諦めず、懸命に努力を続ける姿は感動的です。
特に印象的なのは、マ監督がムビに「諦めるな」と言ったシーン。彼は「今この作品を作る意味がある」と語り、作品に対する情熱の大切さを教えています。
結果的に「メロディー」は1年半後になんとか完成し、興行的には成功しなくとも芸術的な評価を得ます。そしてシジュンはこの映画をきっかけに音楽家として認められ、飛躍的な成功を収めるのです。
映画制作というひとつの目標に向かって協力し合う過程で、登場人物たちは自分自身と向き合い、お互いの絆を深めていくことができました。この物語は、創作活動が人と人を繋ぐ力を持つことを教えてくれます。
視聴者が感じる心温まる感動
『恋するムービー』の視聴者からは、「心に沁みる」「温かい余韻が残る」といった感想が多く寄せられています。
特に最終回に至るまでのストーリー展開は、単なるラブストーリーを超えた深い感動を与えてくれます。ギョムとムビの恋愛、シジュンとジュアの別れ、そして家族や友人との絆など、さまざまな関係性が織りなす物語は、見終わった後も心に残り続けるでしょう。
ドラマを通して描かれる「喪失と回復」のテーマも、多くの視聴者の琴線に触れています。大切な人を失った悲しみと、それでも前に進もうとする勇気。誰もが人生で経験する普遍的なテーマだからこそ、共感を呼ぶのでしょう。
エンディングでは各キャラクターが自分の道を見つけ、新たな一歩を踏み出す姿が描かれます。特にギョムが「映画ではなく現実を知りたい」と言い、ムビと共に歩んでいく選択をしたシーンは、多くの視聴者の涙を誘いました。
また、作中で流れる美しい音楽と絶妙な演出も、感動を増幅させる要素です。特にTOMORROW X TOGETHERのテヒョンとヒュニンカイが歌う「Surfing in the Moonlight」は、ドラマの世界観を音楽でも表現した名曲として評判です。
とはいえ、ボクがいくら言葉を重ねても『恋するムービー』の感動は伝えきれません。ぜひ自分自身でこの心温まる物語を体験してみてください!
ロマンス以上の家族愛と友情
『恋するムービー』の魅力は、タイトル通りのロマンスだけでなく、家族愛や友情など多様な「愛」の形を描いている点です。
ギョムとジュンの兄弟愛は特に印象的です。ジュンは自分の人生を犠牲にしてまでギョムを育て、ギョムもまた兄を深く愛していました。兄の死後、ギョムが遺品を整理しながら過ごす静かな時間は、家族を失った悲しみと、それでも残された思い出を大切にする心情が溢れています。
ムビと父の複雑な関係も、家族愛のもう一つの側面を見せてくれます。最初は父を恨んでいたムビが、少しずつ父の真意を理解していく過程は、親子の絆の再構築を象徴しています。
友情の面では、ギョムとシジュンの長年の友情が暖かく描かれています。兄を亡くしたギョムを直接慰められないシジュンが、こっそり車に食べ物を置いていく場面などは、言葉ではなく行動で示される友情の美しさを感じさせます。
また、周囲の人々がそれぞれを支え合う様子も心温まります。ギョムを支えるマ監督や、ムビの弟分的存在のジョンフなど、登場人物全員が誰かを気にかけ、見守っています。
この作品が多くの視聴者の心を掴んだのは、ロマンスという表層の奥に、家族や友人との深いつながりというより普遍的なテーマを描いていたからでしょう。恋愛だけでなく、人と人との絆の尊さを教えてくれる作品だと言えます。
総括:恋するムービーはハッピーエンド?
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。